111

天王洲アイルにあるKOSAKU KANECHIKAにて2月26日まで、佐藤允展「111 / トリプルワン」が開催されています。
佐藤允は、描くことによって自ら、人、そして世界を理解し、またコミュニケートする作家です。

過剰ともいえるような緻密な鉛筆の線描写や独特の筆致によって、オブセッション、恐怖、恋愛などを描き出します。

見えるものと見えざるもの、現実と非現実は入り混じり、ペインティング、ドローイング、立体的な箱型のペインティング、インスタレーションなど、様々な形をとりながら溢れ出るかのように表現されます。

作品の制作において佐藤允は、私たちの多くが、解らないまま避けてしまったり、自分の奥に持っていても蓋をし、背を向けてしまっているものに対し、正面から向き合い、描き出すのです。
この展覧会では約20点の新作ペインティングが展示されています。

KOSAKU KANECHIKA