ABSTRUCTION

ARTIZON MUSEUMにてにて企画展「ABSTRUCTION」が開催されています。

19世紀末から第一次世界大戦が勃発するまでの間、フランスが平和と豊かさを享受することが出来たベル・エポックの時代は芸術を生み出す活気と自由な雰囲気に満ち溢れます。

フォーヴィスム、キュビスムなどの新しい美術が芽吹いて花咲き、やがて表現の到達点のひとつとして抽象絵画が目覚めます。

セザンヌ、マチス、ブラマンク、ピカソ、ブラック、そして、ポロック、デ・クーニングまで様々な作品と共に金外界が外貨にして抽象表現に到達したかを検証します。

また、抽象絵画の展開は、20世紀の絵画表現を牽引し、その潮流は同時期の日本にも及びましたが、この展覧会ではそうした日本の抽象絵画も紹介する他、今現在活動する日本人作家の作品も紹介しています。

ABSTRUCTION」では、おおよそ19世紀末から、1960年代までのフランスを中心としたヨーロッパ、アメリカ、そして日本の絵画の動向を中心に取り上げます。

展覧会の作品は石橋財団コレクションから新収蔵作品95点を含む約150点、国内外の美術館、個人コレクション等から約100点の約250点の作品を、アーティゾン美術館の全展示室を使って紹介しています。

ARTIZON MUSEUM