AKI KURODA

六本木にあるANB(Tokyo Art Acclereration)のギャラリーにて黒田アキの個展「沈黙の先をいく」が6月27日まで開催されていました。

1944年に京都に生まれた黒田アキは1970年に渡仏しミロやジャコメッティを扱うマーグギャラリーと専属契約を結びました。

1980年にパリ国際ビエンナーレに参加するなど海外で頭角を表した後に1993年に逆輸入される形で東京国立近代美術館で当時最年少の作家として個展を開催します。

混沌とした自由を描く画家として絵画の枠を超えて安藤忠雄などの建築家とコラボレーションしたり東京ドームシティーホールなど様々な施設やショップのアートワークも手がけパリ・オペラ座の舞台美術も担当するなど多岐に渡り活動してきました。

今回は2000年以降の絵画やドローイング作品などを中心に展示をしたほか20世紀後半にフランスに渡りミシェル・フーコーやヴィム・ベンダースといった文化人達と交流を深めた黒田アキの活動も紹介されました。

 

ANB