AKIINOMATA

2013年より不定期に開催されているCASAA賞(CAF \ARTIST/AWARD)の3回目のアートアワード受賞者による展覧会が六本木で6月14日まで開催されていました。

この度は自然の生き物と共に作り出すアーティスティックな表現を追求するアーティストのAKIINOMATAさんが彫刻作品にて受賞しました。

「How to Carve a Sculpture」(彫刻のつくりかた)と題された展示では野生のビーバーが齧って作られた木の彫刻が展示されています。

それを人々が見た時に野生のビーバーが齧って出来上がったものだと知らなくとも何者かによる営みの結果だということは明らかですが人間が作ったようにも見えるそれらは彫刻なのでしょうか。

それが彫刻とみなされる時、一体何が起きているか、この斬新な試みは木のフォルムを彫刻にするという行為の主体とは何かを問うものとなりました。

AKIINOMATA