2024年 6月 01日TRAVELING FOR ART
AKIKO ANDO
目黒不動にあるギャラリーLEESAYAにて安藤晶子の個展「Habitable Planet」が開催されました。
安藤晶子は 1987年茨城県に生まれ、東京工芸大学デザイン学科卒業後、作品制作の傍ら挿絵や本の装画、ファッションブランドとのコラボレーションなど、幅広く制作活動に取り組んできました。
水彩や、油彩、コラージュなど様々な手法を用いて丁寧に紡がれる画面は色鮮やかに光と生命の喜びを感じさせます。
近年ではNEWoman新宿のウィンドウディスプレイを手がけ、Idemitsu Art Award展 2022にて入選を果たし一層注目を集めるアーティストです。
安藤晶子の作品に度々登場してきた男性とも女性とも判別のつかない人物のようなものを作家は“天使”と呼びます。
神秘的な雰囲気が漂う“天使”は作家にとって抽象であると同時に具象であり、かけがえのない尊いもの達の象徴なのです。
今回は作家にとって初めての試みとして、いつも座る椅子、住まいの外に並ぶ植物、家族や自身の洋服など日々の暮らしの中にある親密な存在をモチーフにした新作群を発表しました。






