ANOTHER MAN'S TREASURE

六本木にあるギャラリー、ペロタン東京で9月15日までニューヨークを拠点に活動するアーティスト、ジェネシス・ベランジャーのアジア初となる個展「Another Man’s Treasure」が開催されています。

英語の慣用句「one man’s trash is another man’s treasure」(誰かのゴミは、誰かの宝)に由来するタイトルのこの展覧会では会場の中にATMの機械や公衆電話、ストリートマーケット、潰れた花屋、収集待ちのゴミなど都市生活の周りにあるたくさんのものからインスピレーションを受けたオブジェたちが並んでいます。

オブジェたちは石器でできていて丸みのある親しみやすい形状が特徴的ですがそれらが平然としかし緻密に計算されて並べられた空間は社会の固定観念や不平等、また大量消費主義への批判を表現しているのです。

PERROTIN TOKYO