2024年 10月 28日TRAVELING FOR ART
ASAKO FUJIKURA
江戸川橋にあるギャラリー、WAITINGROOMにて、藤倉麻子のWAITINGROOMギャラリーでは初の個展『Sunlight Announcements / 日当たりの予告群』が開催されました。
藤倉麻子は、都市・郊外を横断的に整備するインフラストラクチャー、それらに付属する風景の奥行きに注目し、主に3DCGアニメーションの手法を用いて作品制作をおこなっているアーティストです。
近年では、埋立地や物流への興味から自主企画した物流型展覧会「手前の崖のバンプール」や3DCG上で空き家を改修した「Fixing Garden」、青森県を舞台として後背地でのエネルギー生産の問題に取り組んだ「インパクト・トラッカー」など、自身のフィクショナルな想像力と現実の社会構造が交差する点を探っています。
藤倉麻子にとって3年ぶりの個展となるこの展覧会では、制作活動の根源にあり、一貫して作品に取り込まれてきた「日当たり(Sunlight)」と「予告(Announcements)」をテーマに、新作の映像作品や平面彫刻をインスタレーション空間の中に展開しました。