CADAN

有楽町にあるCADAN有楽町新スペースにて、岩名泰岳、平野泰子、松本奈央子による展覧会「Remaining Fragments: Yasutake Iwana, Yasuko Hirano, and Naoko Matsumoto」が開催されました。
この展覧会で紹介された3名の画家は、それぞれが異なる起点から導き出した独自の手法で絵画制作に取り組んでいます。

岩名泰岳は三重県伊賀市島ヶ原という山間集落に今も残る土地の記憶やそこに生きる人々の営みを描き残します。

平野泰子は自身の根底にある「風景」を起点に、3原色の絵の具を塗り重ねる行為とそこから立ち上がるイメージや形を画面に繋ぎ止めます。

松本奈央子は手掛かりとなるモチーフを描画していく過程の中で作家の琴線に触れた色彩と形を抽出するかのように描き切ります。

この展覧会は、それぞれに異なる制作起点を持つ3人が対話を重ねていく中で浮かび上がった「記憶の断片(残余)」という共通認識のもとに構成されました。

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