CHIHARU SHIODA

大阪にある中之島美術館にて大阪出身の現代美術家、塩田千春の16年ぶりの大規模な個展が開催されています。

現在はベルリンを拠点として国際的に活躍する塩田千春は、「生と死」という人間の根源的な問題に向き合い、作品を通じて「生きることとは何か」、 「存在とは何か」を問い続けています。

この展覧会では、全世界的な感染症の蔓延を経験した私たちが、否応なしに意識した他者との「つながり」に、「私/I」、「目/EYE」、「愛/ai」の3つの「アイ」を通じてアプローチしようというものです。

それぞれの要素はさまざまに作用し合いながら、わたしたちと周縁の存在をつないでいると考えます。

インスタレーションを中心に絵画、ドローイングや立体作品、映像など多様な手法を用いた作品を通じて、この展覧会が 「つながる私」との親密な対話の時間となることでしょう。

NAKANOSHIMA MUSEUM