DIARY

天王洲アイルにあるタカ・イシイギャラリーのビューイングルームにて108日まで、五木田智央の個展「Diary」が開催されています。

タカ・イシイギャラリーでの2年ぶり、6度目となるこの展覧会は、美術手帖の五木田智央特集の企画として開催される運びとなり、最新作のカラーのドローイングが発表されています。

五木田智央は2020年にイタリアのミラノで初となるカラーのペインティングを発表しました。

その後、同年に東京にて個展を開催、翌年のロサンゼルスでの個展に続き、北米の美術館ダラス・コンテンポラリーでの個展においては新作40点を発表するなど精力的に活動を続けています。

近年、五木田智央は継続的にカラーの作品の領域において独自の実践に取り組んできました。

今回の展覧会「Diary」では昨年から日記のように毎日描き続けてきた紙にカラーのアクリル絵の具で制作した最新作のドローイング約160点が展示されます。

独自の感性と観察眼で日々を捉え、豊かな視覚言語によって、作家の内面と外の世界が絶妙なバランスで結びつくように、小さな紙に描かれた絵が多層的な広がりをみせています。

TAKAISHII