2021年 6月 26日TRAVELING FOR ART
EUKARYOTE
神宮前にあるギャラリー、EUKARYOTEにて7月4日まで海野林太郎の個展「What You See is What You Get」が開催されています。
それ以上でもない、以下でもない見たままというような意味合いのタイトルの展覧会は新作の3つのシリーズの映像作品のほか、写真やドローイング、何度の立体を交えたインスタレーションも展示されています。
昨年、世界中を襲ったコロナウィルスのパンデミックの中で世界的混乱の中で海野林太郎は日常のふとした瞬間に「死」について考えることが増えたと言います。
それを悲壮感で捉えるのではなく「笑い」にスライドさせて脱構築する「コメディー」という手法に興味を持ったことが今回の展覧会の作品の制作手法にも反映されています。
1992年生まれと若い作家の表現する映像やインスタレーションの独特な世界を見ることのできる展覧会となっています。