FRAGMENTS

3月13日まで湯島Tokyoにあるロイドワークスギャラリーにて辰巳菜穂の個展「FRAGMENTS」が開催されました。

辰巳菜穂はGoogleストリートビューで旅をしながら世界中の街角や路地裏から集めた風景をアクリルや油彩で描きます。

最近はGoogleストリートビューのなかにいる不鮮明な人々を「解像度の低い人たち」と呼び、不鮮明だからこそ見えてくる「存在自体の美しさ」を描いた作品も発表しています。

 

今回の先品群のテーマは「かけら・断片」。

コロナ禍で渡航が困難な現代においてデジタルの中で訪れた風景を描き上げる辰巳菜穂が、ニュートラルな情報としての世界を旅しながらいつか消えてしまう儚い「存在」の断片に注目しています。