KATSUNOBU

天王洲アイルにある小山登美夫ギャラリー天王洲にてかつのぶ展が開催されています。
この展覧会は作家にとって小山登美夫ギャラリーでの初めての展覧会となり、2015年~2022年制作の作品が発表されています。

かつのぶは1992年大阪府生まれです。

中学2年生、14歳で美術教室に通い油絵を始めて以降、約15年にもわたり作品制作を続けています。

現在までに多くの展覧会・アートフェアに出展、2021年にはART DEMOCRACY INCLUSIVE ART FEST 2021ではグランプリも受賞しました。

彼の作品は、グリーン、イエロー、ピンク、ブルーといった鮮やかな色彩を、幾重にも塗り重ねたミニマルアートのような抽象画です。

当初はグリッドで描いていたものが、近年は先に塗った面の上部を線として残しながら、次々と面を重ね塗りしていくボーダー状にゆっくりと変化してきました。

丹念な塗りで生み出される流麗な線、色面やエッジに重なって少し盛り上がった絵の具の物質感などにより、人の手による独特な感覚や温かみ、見る角度によって光を感じさせる不思議な魅力を放っています。

TOMIO KOYAMA GALLERY