2024年 8月 30日TRAVELING FOR ART
KEIICHI TANAAMI
六本木にある新国立美術館にて、田名網敬一の展覧会「記憶の冒険」が開催されています。
、田名網敬一は、近年急速に再評価されている日本人アーティストです。
武蔵野美術大学在学中にデザイナーとしてキャリアをスタートさせ、1975年には日本版月刊『PLAYBOY』の初代アートディレクターを務めるなど、雑誌や広告を主な舞台に日本のアンダーグラウンドなアートシーンを牽引してきました。
その一方で、1960年代よりデザイナーとして培った方法論、技術を駆使し、現在に至るまで絵画、コラージュ、立体作品、アニメーション、実験映像、インスタレーションなど、ジャンルや既存のルールに捉われることなく精力的に制作を続けました。
この展覧会は、日本における美術史の文脈にとって重要な爪痕を残してきた現代的アーティスト像のロールモデルとも呼べる田名網敬一の60年以上にわたる創作活動に、初公開の最新作を含む膨大な作品数で迫る、初の大規模回顧展です。