KOTARO NUKAGA

CADAN有楽町のギャラリースペースにて六本木と天王洲を拠点とするKOTARO NUKAGA による展覧会「石塚元太良 / 小林万里子 / 田窪恭治 by KOTARO NUKAGA」が開催されました。

石塚元太郎は大型フィルムカメラを手にアイスランドやアラスカといった極地方へ足を運び、自然やそこに在る人工物や遺構を撮影してきました。

今回は、フランス、リヨン郊外にル・コルビュジエが設計した修道院の回廊と採光部のルーバーを捉えた作品が展示されました。

織る、染める、編む、刺す、といったさまざまなテキスタイル技法を組み合わせた作品を小林万里子は制作します。

有機的な形と自然に還る素材を用いて植物や生き物を描き出すことで世界に存在する様々な結びつきを表現します。

田窪恭治は「ポストもの派」世代を代表するアーティストです。

作家が制作を終えた後も表現の現場として存続する「風景芸術」をテーマに作品発表をしてきました。

それぞれの作家の個性が響き合う展示空間の魅力に浸ることの出来る展示となりました。

CADAN