2022年 11月 09日TRAVELING FOR ART
MAYO YAMAMOTO
江戸川橋にあるギャラリー、SPROUT CURATIONにて、山本麻世の個展「交わると、生まれます」が開催されています。
山本麻世は多摩美術大学で陶芸を学んだ後、オランダに留学しました。
陶芸から始まり、現代アートへと指向が拡張する過程を経て、近年は屋外彫刻を主に活動をしています。
屋外彫刻は、それ自体は自立せず、構造物などに寄生することで、無機的な構造物や空間そのものが呼吸を始めるような作品です。
物理的に無機物が生物になることはありませんが、山本麻世の興味は、こうしたイマジナリーな生命の発生原理とでも言うべきところに向けられています。
また出産後は、母と胎児を結ぶ「へその緒」の表裏不可分な不思議さに惹かれ、テープやタイヤチューブなど、管状の素材をさらにリリアン編みで作品化するという屋外彫刻シリーズにも継続的に取り組んでいます。