MIRIAM CAHN

六本木にあるギャラリー、ワコウ・ワークス・オブ・アートにて、スイスの作家ミリアム・カーンによる個展「könnteichsein 私だったかもしれない」が開催されました。

 

ワコウ・ワークス・オブ・アートにて2年ぶり6回目の個展となるこの展覧会では、世界のかたちが大きく変わった2019年から2022年に描かれた新作を中心に、世界初公開の作品を含む全30点の絵画作品が展示されました。

今年74歳になるミリアム・カーンは、EUで反核運動や第二波フェミニズムが台頭していた1970年代にパフォーマンスアートから作家活動を開始し、20から21世紀にかけての目まぐるしい時代を見つめてきた芸術家です。

1994年からは現在の作品の主軸となっている油彩画を始め、主に人物像を制作しながら、自然や動植物といった普遍的なテーマと、シリアスで政治的な問題とを痛烈なまでに平等にそして鮮やかに描ききっています。

WAKO WORKS OF ART