2026年 2月 23日TRAVELING FOR ART
MIYA ANDO
天王洲アイルにあるMAKI Galleryにて、ニューヨークを拠点に活動するアーティスト、ミヤ・アンドウの個展「七十二候 雲相」が開催されています。
この展覧会では、古来より東アジア圏に伝わる暦である“七十二候(しちじゅうにこう)”に基づいて構成された、アンドウの代表的な雲シリーズの新作72点が発表されました。
七十二候は1年を約5日ずつに分け、季節の移ろいに伴って生じる自然界のごく小さな変化をすくいとる体系です。
時間を明確な枠組みで区切る一方で、実際には微細な推移の積み重なりによって理解しようとする、東洋独自の時間感覚を反映しています。
展覧会のタイトルの一部である“雲相”は、雲の様相や位相、状態などを意味し、古来の観察においての思想に由来します。
この概念は、大気の状況や時の経過によって形づくられる、ある一瞬における雲の現れ方へと私たちの意識を向けさせます。
色彩の連なりと自然界の微細な変化を通じて72もの候を可視化し、時間を連続的なプロセスとして提示しています。





