2024年 5月 27日TRAVELING FOR ART
NAO HAYASHI
六本木にあるCLEAR GALLERY TOKYOで林菜穂による「室内/Room ver.2」が開催されました。
林菜穂は暮らしの中で見聞きした私的な場面を、そのイメージと関わりある材料を意識的に選択しながら作品を制作していきます。
それは例えば庭に自生していた植物を煮出して顔料化した自作の絵具を用いたり、生きていく上で関わりの深い素材を材料に選ぶことで、生きることと絵を描くことをつないでいます。
また繰り返し描かれるモチーフ、部分的に描き込まれたディティール、素地の余白、それらは絵画空間においてより現実感をもって林菜穂の視点を浮かび上がらせます。