2025年 11月 14日TRAVELING FOR ART
NORITAKA TATEHANA
京橋にあるギャラリー、KOSAKU KANECHIKAにて舘鼻則孝展「Obsession」が開催されています。
この展覧会で発表されている作品は、大学卒業以来、日本文化の再構築を主題に、工房制を基盤として舘鼻則孝が展開してきたNORITAKA TATEHANA STUDIOとしての活動的とは違う、舘鼻則孝自身の個人的な記憶や関心に根ざした創作です。
「Obsession」展では、スタジオでの組織的な創作活動とは対照的な、舘鼻則孝自身が絵筆を手にして制作した肉筆画が展示されています。
身近な人々を描いたそれらの作品は大学卒業以来の15年間にわたる作家活動を経て、最もプリミティブな美術との向き合い方に自ら立ち返ることで、自身の歩みや表現の根源を見つめ直す機会となっています。
「Obsession」展は舘鼻則孝の内面や個人的な記憶に向き合った創作を通して、作家の軌跡と精神性を伝える展覧会となっています。





