PORTRAIT

東銀座にあるMEGUMI OGITA GALLERYにて六人の作家の作品を一堂に展示する特別展「PORTRAITS」が開催されていました。

下田ひかり、ヘブル・ブラントリー、ミヒャエル・ゾーヴァ、小泉悟、中村ケンゴ、大谷一生の六人のアーティストがそれぞれに個性豊かなポートレイトの作品を展示しました。

近年海外で評価の高い下田ひかりの作品は特にアジアの国々で人気があるそうで独特の小悪魔のような子供の肖像が印象的でした。

ミヒャエル・ゾーヴァの作品は古典的な絵画の作品のようでいてどこかファンタジーの世界のような不思議な世界観です。

ヘブル・ブラントリーの作品も小悪魔など面白いキャラクターですがストリート感のある現代的な雰囲気です。

小泉悟は木彫で動物の被り物を着た子供を身に纏ったユーモラスな立体作品を作りますが巨大な作品もあって見応え十分です。

中村ケンゴはエゴマンダラというシリーズを描いていますがコンピューターの記号のような無機的な形が並ぶマンダラは独特の世界観です。

大谷一生はポスターの上から着色したりなどこかユーモアのアルポップな表現が冴える作家です。

バックグラウンドや表現方法の違う六人の作家にポートレイト作品という共通項を与えた展覧会は内容の充実したユニークな試みでした。

MEGUMI OGITA GALLERY