2021年 4月 10日TRAVELING FOR ART
PORTRAITS
六本木にある小山登美夫ギャラリーにて5月8日まで画家の安藤正子による5年ぶり4度目の展覧会「Portraits」が開催されています。
2001年に愛知県立芸術大学院を終了した安藤正子は現在は瀬戸市を拠点に活動をしていますが愛知県立芸術大学にて准教授も務めているそうです。
日々の暮らしの記憶や言葉の断片を詩的な世界観で表現する独特の絵画は子供の編み物、動物、草花などをモチーフに油絵具で滑らかな絵肌で描かれます。
一方で硬い質感の鉛筆などを使って描かれるドローイングは非常に緻密で繊細な線の魅力を感じることができますが描きこむ部分と残す余白のバランスなども巧妙に保たれます。
この展覧会でも人々を描いたドローイングは卓越した写実力と表現力で見事な作品となっていますが今回は立体的な陶のレリーフ作品も発表していて注目です。