ROSALIND NASHASHIBI

六本木にあるタカ・イシイギャラリーにて、イギリスのクロイドン生まれのアーティスト、ロザリンド・ナシャシビによる個展「インフィニティ・プール」が開催されました。

女性として描いた道化師パンチネッラや、プールの水面にきらめく色あざやかなさざ波など、ロザリンド・ナシャシビの新作絵画は、内的世界と外的世界、そして有限性と無限性の境界を浮かび上がらせます。

この展覧会に出品された作品はシリーズとして考案されたものではなく、自らをあらたな領域に導いてくれるテーマを選び、受容されるギリギリのイメージを追い求めるという、作家の姿勢から生まれたものです。プールの水面に反射する光と、ベッドのマットレスの固さや安定感のあいだで、それらの絵画は揺らいでいます。

TAKAISHII GALLARY