SHOOSHIE SULAIMAN 

六本木にある小山登美夫ギャラリーにて11月20日まで東南アジアの重要な現代アーティストの1人、シュシ・スライマンの個展「赤道の伝承」が開催されました。
この展覧会ではインスタレーションや立体作品、平面作品、文章など様々なアプローチでの新作が発表されました。

1973年マレーシア生まれのシュシ・スライマンは経理の仕事を経験した後、父の突然の死など精神的に落ち込み「自分自身を救い、癒すために」アート制作を始めました。

シュシにとってアートは「人生とともにある」のだそうです。

人種間の亀裂が生じている現代のマレーシアにおいてマレーシア人の父と中国人の母を持つシュシは、自身のアイデンティティへの苦悩と探求を深めます。

そして祖国マレーシアにおける歴史や起源、自然や産業、社会情勢の変化とアイデンティティの関係性をテーマに作品を発表してきました。

TMIOKOYAMA GALLAREY