2021年 10月 11日TRAVELING FOR ART
TADANORI YOKO
現在東京では興味深い横尾忠則の展覧会が二つ開催されています。
10月17日まで東京都現代美術館にて横尾忠則の大規模な回顧展ともいうべき展覧会「原郷から幻境へ、そして現状は?」が開催されています。
1960年代から第一線で活躍して日本のみならず世界的にも評価の高いアーティスト、横尾忠則はポスターなどのグラフィックデザインから始まりニューヨークで見たピカソ展に衝撃を受けてからは画家宣言をして絵画制作に専念してきました。
この展覧会は60年以上にわたるそのキャリアにおける創造の全貌を目の当たりにすることのできる集大成となります。
活動初期の作品から去年と今年に描かれた最新作までを含めた600点以上が横尾忠則自身の総監修により出品されるこの展覧会は横尾芸術を体感できる画期的な機会となるはずです。
また、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3でも10月17日まで『横尾忠則:The Artists』展が開催されています。
カルティエ現代美術財団の依頼で横尾忠則が描いたアーティスト、哲学者、科学者などの肖像画のシリーズ全139作品に囲まれる横尾忠則の絵画世界に浸ることのできる展覧会となっています。
TADANORI YOKOO