TAKESADA MATSUTANI

初台にある東京オペラシティ・アート・ギャラリーにて松谷武判の展覧会、「TAKESADA MATSUTANI」が開催されました。

松谷武判は60年を越える活動を通して、物質が示す表情や肌理、存在感と生命の波動、流動を交錯させる優れた制作を続けてきました。

1960年代前半に当時の新素材であるビニール系接着剤(ボンド)を使って有機的フォルムを生み出すレリーフ状の作品で具体美術協会の第2世代の俊英として名を馳せます。

1966年に渡仏し、現在もパリを拠点に旺盛な制作を続ける松谷武判は、2017年のヴェネチア・ビエンナーレ、2019年のパリ、ポンピドゥー・センターでの回顧展など、改めて国際的な評価を高めています。

この展覧会では、最新の調査に基づいて構成される初期から最新作を含む作品、資料、映像など200点以上によって松谷武判の全貌が紹介されました。

TOKYO OPERA CITY GALLERY