TATSUO MIYAJIMA

谷中にあるギャラリー、SCAI THE BATHHOUSEにて宮島達男の個展「Numerical Beads Painting」が開催されました。

1と9を行き来する数字を用い、宮島達男は、ユニバーサルな記号の反復によって誕生から死に至るまでの生命、そして他者への関係性を表現してきました。

今回発表された新作シリーズ「Numerical Beads Painting」においては、1から9までのアラビア数字が刻まれたアクリル製ビーズがLEDの瞬きに代わって用いられました。

キャンバスに引かれたグリット線上の数字は、全体に対するビーズの占有率を定め、コンピュータープログラムでランダムに算出させた設計図面に従って配されています。

賽を投げて乱数を発生させるように、自然界における自然淘汰や突然変異など生命のふるまいを感じさせる手法は、その後、数字の隙間をぬって絵の具を乗せていく手作業へと導かれます。

宮島達男は、90年代はじめにパリの手芸問屋街で偶然見つけた数字のビーズから、本シリーズの着想を得たとのだそうです。

SCAI THE BATHHOUSE