TORNSCAPE

12月18日まで谷中にあるSCAI THE BATHHOUSEギャラリーにて名和晃平の展覧会「TORNSCAPE」が開催されています。名和晃平ガラスの球体が鹿の体を包む立体作品や和の装飾的なオブジェのような立体作品、また暗い中、床に設置されたプールからシリコンオイルが湧き上がる装置のような作品など様々な表現に挑戦してきました。今回も素材の物性を引き出す運動によって生体とオブジェの境界に迫る表現を試みています。ギャラリーの壁面と空間全体に映像と音で表現される今回の「TORNSCAPE」ではイメージと音が地球を取り巻く大気や海のように情報を伝える皮膜となって鑑賞するものを包み込みます。

SCAI THE BATHHOUSE