TRAVELJOURNAL

天王洲アイルにあるユカ・ツルノ・ギャラリーにて5月21日まで大﨑のぶゆきの個展『Travel Journal』

が開催されています。

大﨑のぶゆきは文化庁新進芸術家海外研修制度によってドイツのシュトゥットガルトで約1年間滞在をしていました。

今年3月に帰国したばかりの大﨑のぶゆきは、コロナ禍による「不確かさ」に直面したドイツ滞在の個人的な経験をモチーフに、現地で制作した新作の映像や平面作品、日本へ郵送した手製のポストカードなどのインスタレーションを発表しています。

大﨑のぶゆきは一貫して「リアリティの不確かさや曖昧さ」への興味から、自身を取り巻く世界をどのように認識しているのか、さらにはその知覚や記憶がイメージとなってどのように存在しているのかなど、不確かさと向き合うことの可能性を探求してきました。

流動的な時間や記憶の在り方を表現するために、イメージが時間をかけて融解し、拡散しながら消えてく映像作品など、絵画や映像のメディウムの特性を活かしながら独自の方法での表現に取り組んでいます。

YUKA TSURUNO GALLERY