WAHAB SAHEED

11月7日まで神宮前にあるNANZUKA UNDERGROUNDにてワハブ・サヒードの世界初となるデビュー個展が開催されました。ワハブ・サヒードはナイジェリア人の若手アーティストで1998年に南大西洋に面するナイジェリア最大の都市ラゴスに生まれました。

国内で最高の美術学校の1つであるヤバ工科大学を2019年に卒業して現在もラゴスに拠点に活動するペインターです。

ワハブ・サヒードの類稀な感性と才能は、地道な努力と習練によってもたらされました。

印象的な絵の具と木炭を併用する表現はマーケットで学費を稼ぐために描き続けた何百枚という似顔絵によって成し遂げられました。

ワハブ・サヒードは何百人という人々の顔を描き続ける中で描く人物の精神性を捉えるという肖像画における最も重要な基礎を学んだのです。

この展覧会では新作のペインティングが10点ほどを展示されていますが、それらはワハブ・サヒードが捉えたコロナ禍の中にあっても稀有に生きる友人、知人、家族たちの姿です。

NANZUKA UNDERGROUND