YU KUROSAKA

日本橋三越本店コンテンポラリーギャラリーにて、黒坂祐の個展「光受容器の夢」が開催されました。

黒坂祐はD型色覚(22色覚)という色覚特性を持っているため、一般色覚者の体験する慣用的な色と、自身の視覚や体験から感じる色とのギャップを考察した絵画を制作しています。

主観と客観の境界に踏み込んだような独自の作品は高く評価され、2019年にはシェル美術賞 グランプリを受賞しました。

この展覧会で黒坂祐は実際に見た風景と薄れた記憶や夢のイメージが入り混じった状況を描きつつ、「見る」という行為を新たな観点から問い直しています。