CHRISTIAN POOLEY
神宮前にあるギャラリーGallery38にて11月14日まで開催されたクリスチャン・プーレイの個展「Distance」からの作品紹介。
現実と夢の境界線で揺れ動く抽象的な風景の中で、顔のない人物が現れては消える。
これは、物理的環境としての「場所」と、時間や地理的な境界を超えた感情的な状態としての「場所」を探求するクリスチャン・プーレイのペインティングだ。
Gallery38での初個展となるこの展覧会では「 Distance 」と題し、転位と不在の概念をテーマにした新作を発表した。
プーレイの作品には、鮮明で親密な記憶の片鱗が消えていく過程で途切れているような、緊張感がありながらも心に残る美しさが表現されている。
Exhibitor / Gallery 38