DRAWING NOW

2002年にMOMAのキュレーションで開催された展覧会「drawing now」の展覧会作品集。

当時注目されていたアーティスト達の作品をoneからeightまでのプロポジションと呼ばれる分類で紹介している。

ドローイングやペインティングなどの作品をその作品の背景に感じられる特性別に紹介するという視点が興味深い。

チャプターは科学、装飾、建築、幸福、知能、文化、サブカルチャー、ファッションの8項目ありチャプターではそれぞれ3人づつの作家の作品を紹介している。

装飾ではローラ・オウエンス、サブカルチャーではバリー・マッギーに奈良美智、村上隆、そしてファッションではエリザベス・ペイトン、ジョン・カーリンなどが紹介されている。

80年代のNYを中心に起こったペインティングブームの後、その当時に次のアート界の流れを受け継ぐと言われた新進気鋭のアーティスト達の作品はどれも個性的であり今見ても勢いに満ちている。

現在に至るまでにこれらの作家は更に活躍して今もその多くがアート界をリードするような存在である。

アート界の新陳代謝は激しいが20年30年前までを振り返った時、そのアーティストがアートの歴史年表に載るような作家だったのか時代が作り上げた幻だったのかが分かるのだ。

Exhibitor / ARTRANDOM

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