KAZUHITO KAWAI
六本木にあるギャラリー、KOTARO NUKAGAにて開催された「When I Kiss You, I Can Taste Your Soul」から川井雄仁の作品紹介。
この展覧会では、「セラミック(陶磁器)」を用いて美的言説の領域を探求し、その境界線と可能性の拡張を試みる、5組のアーティストの作品が紹介されました。
ステファニー・ハイエ、川井雄仁、ハイディ・ラウ、レベッカ・マンソン、多和田有希+福本双紅の5組のアーティストたちは、土に触れて造形をし、「焼成」という段階を経て完成する「陶芸」における「作為」と「無為」の関係を通して、芸術とは何であるのかという本質的な問いを示しています。
展覧会のタイトル「When I Kiss You, I Can Taste Your Soul」は、「陶芸」というひとつの芸術形式の枠を超え、芸術全体との関係を表したメッセージとなります。
キスが単なる身体的接触ではなく、相手の魂、相手そのものを知ることとなるように、この展覧会でアーティストの示す「セラミック」作品との出会いは、芸術の本質、芸術の魂の姿を知ることになるかもしれません。
Exhibitor / KOTARO NUKAGA GALLERY