KENJIRO OKAZAKI

清澄白河にある東京都現代美術館にて開催された、岡崎乾二郎の展覧会「ジコンジゴ」からの作品紹介。

岡﨑乾二郎は、絵画、彫刻のみならず、建築や環境文化圏計画、絵本、ロボット開発などの幅広い表現領域でも革新的な仕事を手がけ、さらには文化全般にわたる批評家としても活躍してきました。

その活動の根底には私たちの「認識」と「世界」を結び直す力としての「造形」があります。
岡﨑にとっての「造形」とは、私たちが世界を捉える、その認識の枠組み自体を作り変える力です。

それは、認識を作りかえることで世界の可塑性を解放し、世界との具体的な関わりを通して認識の可塑性を取り戻すことです。

岡﨑乾二郎にとって、造形とは、この二つの可塑性を実践的に繋ぎなおすことです。
この展覧会では、近年国際的な評価も高まるこの作家が大きく転回した2021年以降の新作を中心として、過去の代表作を網羅しつつ、その仕事の全貌が展望できました。

EXHIBITOR / MOT

MOT

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