KOUTA AOKI

目黒不動にあるギャラリーLEESAYAにて開催された青木航太の展覧会「Deformable Candle Vase」からの作品紹介。

青木航太は1985年茨城県に生まれ、2007年に京都造形芸術大学美術工芸学科日本画コースを卒業しました。

2010年に東京藝術大学大学院修士課程壁画研究室を修了し、現在は茨城県を拠点に制作活動を続けています。

青木航太は在学以前から日本画やフレスコ画、テンペラ画など様々な絵画技法に取り組んで来ましたが、近年は培った知識と技術を活かしつつ、紙や漆喰に墨を使った絵画をメインに制作しています。

この展覧会で初めての発表となる「 Deformable Candle Vase シリーズは、2011年に青木航太が営む美術予備校で指導をしている最中、被災した体験を元に描かれました。

教え子達と共に近くの避難所で渡された一本の蝋燭の火を、当時の混乱した状況下でも鮮明に覚えていると青木航太は話します。

「蝋燭」の火をひたすら描くことは、負を負のままに受け止めたり、負を正のエネルギーに変換できる芸術そのものの性質と役割を感じずにはいられません。

Exhibitor / LEESAYA GALLERY

LEESAYA GALLERY

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