NAOKI KOIDE
六本木にある小山登美夫ギャラリーにて開催された小出ナオキ展「イオニコニアン:生まれなかった王国の遺構」からの作品紹介。
小出ナオキにとって10年ぶり6度目の個展となるこの展覧会では、陶芸による立体作品をメインに、ドローイングや新たな試みとなるミクストメディアの平面作品が発表された。
小出ナオキは1968年愛知県生まれで、1992年に東京造形大学造形学部美術学科を卒業し、現在は千葉県を拠点に制作活動を行っている。
活動初期に、おもにFRPや木などを素材とした立体、写真作品を制作したのち、2010年滋賀県立陶芸の森での滞在制作より、セラミックでの作品制作を開始した。
自身「(陶芸の)焼成という区切りの時間が、自分の気持ちのタイミングと一番合う」と語るように、それは現在まで継続する手法となっている。
Exhibitor / TOMIO KOYAMA GALLERY