SOICHI YAMAGUCHI
神宮前にあるギャラリー、EUKARYOTEにて開催された品川はるなと山口聡一による二人展「two sides of the same coin」から山口聡一の作品紹介。
山口聡一は、1983年千葉県生まれ、2010年に東京藝術大学大学院美術研究科油画技法・材料修士課程を修了しました。
図像の錯視の体験をきっかけに、絵画による表現をスタートさせ、近年は一枚の絵画が生まれる過程における絵の具の重なりを、鮮やかな色彩感覚と緻密な手法によって解体・再構成して表現し、いわば絵画の構造そのものを探っています。
品川はるなは1995年東京都生まれ、2017年に東京造形大造形学部美術学科絵画専攻卒業しました。
アクリル絵の具と剥離性のポリエチレンクロスを用い、キャンバスから絵の具の膜の一部を引き剥がすことによって平面から立体的な表情を作り出します。
この展覧会では絵筆のストロークに焦点を当てた展開で、キャンバス上に現れる筆跡二つ の相関性について再考しました。
Exhibitor / EUKARYOTE