YOKO DAIHARA
東京オペラシティーアートギャラリーのproject N 88で開催されている䑓原蓉子の展覧会からの作品紹介。
䑓原蓉子は羊毛を使い、タフティングというカーペットの制作技法を用いた平面作品を制作する。
タフティングは織りの技法の一種で、毛糸を使用するが、ニッティングと呼ばれる編み棒やかぎ針を使った編み物とは異なる。
木枠に張られた布地に、タフティングガンと呼ばれる手持ちミシンのような機械で、刺繍のように糸を一本一本差し込んで制作してゆくのだ。
タフティングは工程が多く、また作品の毛糸の密度も高いため、膨大な時間と素材が必要となり60センチ角の作品で約2週間、毛糸は200玉ほどを費やすそうである。
Exhibitor / Tokyo Opera City Gallery