AMY ARBUS PHOTOGRAPH

写真家ダイアン・アーバスは精神障害者や見世物小屋芸人などアウトサイダーな人々を真正面から撮影する写真から被写体の全てを暴き出すようなフォトグラファーとして知られたアーティストだ。

その独自の制作活動が認められて1972年にはアメリカ人の写真家として初めてヴェネチア・ヴィェンナーレで作品が展示された。

この作品はダイアン・アーバスの娘で自身もフォトグラファーのエイミー・アーバスがデビュー前のマドンナをニューヨークのイーストビレッジで偶然撮影したもの。

母と同じくリアリティーを重視した写真を撮り続けたエイミー・アーバスはニューヨークのストリートで気にかかった人々を撮影し1980年から1990年の間にニューヨークの雑誌、ビレッジ・ボイス誌上の「On the Street」というコラムで毎月連載していた。

その後それらの写真をまとめた写真集を発刊したがこのマドンナの写真が本のカバーを飾った。

撮影した時はまだデビュー前だったマドンナだがまさにこれからレコードが出るとコメントしたという。

一方のエイミー・アーバスは無名のマドンナに尋常ではないオーラを感じて声をかけたといい特に彼女の目力が凄かったと話している。

Artwork size 230mm x 160mm Frame size 450mm x 380mm 

Exhibitor / ARTRANDOM

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