
ASAMI SHOJI
清澄白河にある東京都現代美術館で開催された、「MOTアニュアル2024 こうふくのしま」から庄司朝美の作品紹介。
現代美術から新たな側面を引き出すグループ展として企画され第20回を数えるこのMOTアニュアル展では、清水裕貴、川田知志、臼井良平、庄司朝美の作家4名を、その最新作とともに紹介しています。
「今ここに立っている」という身体感覚を持つことがますます困難になりつつある近年。
通信技術や交通手段の発達により、日々膨大な情報に否応なくさらされ、どこへでも移動しやすくなったことで、その傾向はさらに顕著になっています。
こうしたなかで、自分自身の足元が何によって形をなし、どこにつながっているのかをあらためて問う行為は、私たちの身体が置かれる場への気づきを引き出し、進むべき方向を探るひとつの手だてとなるでしょう。
EXHIBITOR / MOT