HIRO SUGIYAMA
ヒロ杉山はアートディレクターとしてEnlightenmentを率い、また自身はアーティストとしても作品を発表してきたマルチな才能の作家であるが、その最近作の紹介。
アートの他に、アートディレクションもするし、有名人のポスターのグラフィックデザインはもちろん、かなり早い時期からビデオを編集したVJ作品も発表したりしてきた。
とにかく、多岐に渡りセンスの良い作家で様々なスタイルを持ち合わせている。
そのヒロ杉山が2019年頃から誰でも見たことのある名画を黒く塗りつぶしたブラックペインティングという絵画作品を描き始めた。
黒く塗りつぶされた名画は、今まで実に様々な表現に挑戦してきたヒロ杉山が一つの決定的な答えを発見したんと直感させる。
2022年のアートフェア・トウキョウにてギャラリー・ターゲットで大作を含むブラックペィンティングのシリーズを大々的に発表して見事に完売した。
そして2022年7月、代官山にできた新しいスペース、Lurf MUSEUMにて「Monochrome Colors」というタイトルの大規模な展覧会を開催するまでに至ったのだった。
今後も様々な表現にチャレンジしていく人だ思うが、この黒い絵画シリーズに関していえば、もうすっかりクラシックとして定着したと感じさせてくれる展覧会である。
Exhibitor / HIRO SUGIYAMA