KEISUKE TADA
Gallery COMMONとMAKI Galleryにて開催された愛知県を拠点に活動するアーティスト、多田圭佑の個展からの作品紹介。
Gallery COMMONでは「Rhizomed Material」、MAKI Gallery / 表参道では「Phantom Emotion」が開催されたが、合わせて約100点を超える新作のペインティングによって構成されるこのプロジェクトは、多田圭佑にとってこれまでで最も大規模な展示となった。
タイルや木製の床板、金属製の引き出しや鎖などがグリッチ状に組み合わさって見える立体的な作品は、実際にはアクリル絵具のみによって作られている。
多田圭佑の作品は、時間、空間、物質、重力といった私たちの世界の基盤そのものに対して、それらがどのように変容し、ゆがんでいくのかに対して問いを投げかけ、こうした錯覚の領域で、存在するとはいったい何なのかに迫る。
Exhibitor / GALLERY COMMON