
LOREN ERDRICH
六本木にあるギャラリー、KOTARO NUKAGAにて開催されている、ラスムス・エックハルト、ローレン・アードリック、ブレア・サクソン=ヒルの3名によるグループ展「Sending Love to an Aching World」からローレン・アードリックの作品紹介。
このグループ展は、ニューヨークを拠点に活動するインディペンデント・キュレーターのシャドウ・クーによってキュレーションされました。
疲弊や社会的混乱が渦巻く現代において、優しさを込めたおくりものとして捉えられた14点の絵画作品が展示されました。
3人のアーティストたちは、それぞれ異なるアプローチで、「感じること」「抱えること」「傷つきやすさ」といったテーマに向き合い、作品を通して静かに語りかけます。
それらの作品は決して声高には語らず、むしろ静かに耳を傾けさせるようです。
そして、日常と宇宙的な視点、私的な神話と儚い記憶のあいだを縫うように存在しながら、鑑賞者の内面に静かに寄り添います。
私たちが生きる痛みを抱えた世界に対し、やわらかさと親密さ、そして驚きをもってそっと手を差し伸べるように、絵画がひとつの世界を成すように現れます。
EXHIBITOR / KOTARO NUKAGA GALLERY