MIDORI SATO
六本木にある小山登美夫ギャラリーで開催された 佐藤翠展「Floating Drapery – 浮遊するドレーパリー 」からの作品紹介。
この展覧会では2mを超える大作を含めた、新作ペインティングが発表された。
佐藤翠の作品といえば、色とりどりの服が掛かったクローゼット、高いヒールの靴が並ぶシューズラック、カーペット、鮮やかな花々、果物など多くの人が美しいと感じるモチーフが思い出る。
佐藤翠は描く対象を心から愛し、鮮やかな色彩とイマジネーションを重ね、現代的な優雅さを空想の世界として絵画に表現している。
また、興味深い側面としては、同じモチーフを繰り返し描きながらも、描き方がその時々の心境や見たものから得た感動によって、変化していくという点もある。
今回は愛する花やファッションというモチーフを描きつつもちょっとシュールな印象を受けるような想像力に富んだ絵画を描いている。
Exhibitor / TOMIO KOYAMA GALLERY