SAM TAYLOR WOOD PHOTO BOOK

サム・テイラー・ウッドは1967年ロンドン生まれのアーティスト。
大学を卒業した後に
バーテンダーとロイヤルオペラハウスでドレッサー(着付け役)を経験しこれがアーティストになった彼女の作品に劇場のような仕掛けを与える源泉になっているといわれている。
初期は彫刻家だったが1990年代から写真、フィルム、ビデオへと制作の幅を広げていった。
イギリスで同じ時期に活躍し始めた作家にはヤング・ブリティッシュ・アーティスト世代のダミアン・ハーストやアンガス・フフェアハーストなどがいる。
1997年にヴェネチア・ビエンナーレに参加、1998年にはIlly Cafe Prizeの最も期待される若手作家賞を受賞したほか1998年にはイギリスにおいて最も権威のある美術賞のターナー賞にノミネートされている。
2008年、サム・テイラー・ウッドが監督した映画「BAFTA」がPalm d’Orにノミネートされたほか、ショートフィルム「LOVE YOU MORE」がサンダンス・フィルム・フェスティバルを獲得した。
2009年にはジョン・レノン思春期を描いた映画「NOWWHERE BOY」を監督。
2015年ベストセラー小説「FIFTY SHADES OF GRAY」を監督したがこの映画は女性のディレクターの作品では最も大きなオープニングレコードを記録した。
この作品集は「Jesus is Coming」と「Still Lives」2冊の本で構成される作品集のファーストエディション。
映画の一コマのような写真から劇的なパフォーマンスの写真など様々な写真が収められているが中でも男優たちが涙を流して感情的に泣いている姿を収めた作品シリーズは有名である。
また皿に盛られた果物などが長時間のうちに腐っていく様を撮影した「Still Lives」もよく知られている。
我々の身体や万物の弱さ、不安定さ、壊れやすさといったテーマがサム・テイラー・ウッドの作品には底通している。
コンディションは良い2006 FIRST EDITION。
Exhibitor / ARTRANDOM

 

SAM-TAYLOR JHONSON

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