
SAYA OKUBO
初台にある東京オペラシティーギャラリーのproject N 99にて開催された大久保紗也の展覧会からの作品紹介。
画面を疾走する色彩と筆致、剥がされたレイヤーの重なりは複雑に絡まり合い力強い抽象的な絵画へと変貌します。
線画によるドローイングを基本に、そこから選んだ1枚をキャンバスに写し絵画作品へと変化させるプロセスにはキャンバスにドローイングに沿ってマスキングを貼りそこに油彩を重ね、マスキングを剥がし、またその上に油彩を重ねるという作業がありあります。
描くというよりも剥がす、引き裂く、というような特殊な描き方に油彩の線と色彩が重なる独特の世界観が大久保紗也の絵画作品の特徴と言えます。
EXHIBITOR / TOKYO OPERA CITY