
SIGRID SANDSTROM
六本木にあるギャラリー、ペロタン東京にて開催された、スウェーデン人アーティスト、シグリッド・サンドストロームの日本初となる個展「Dusk」からの作品紹介。
シグリッド・サンドストロームにとって「夕暮れ(dusk)」とは単なる時を表すものではなく、光が折り重なる瞬間であり、より意義深い何かの訪れを予知させながら後退していく状態です。
「Dusk」に展示される絵画は、まるで視覚のひずみをゆうに超えて太陽に照らされているかのような、白みがかった密やかな光沢に包まれています。
シグリッド・サンドストロームが描くブルーとチャコールグレーは、かすみがかり哀愁をおびた色調へと溶け込み、見る者をよりスローで物思わしげなタイムスケープ(時間風景)へと引き込みます。
EXHIBITOR / PERROTIN TOKYO