TAKANOSUKE YASUI
神宮前にあるMAHO KUBOTA GALLERYにて開催された安井鷹之介の展覧会より作品紹介。
11月末に公開となった安井鷹之介が宮城県石巻市雄勝町にて取り組んでいた壁画制作のプロジェクト「海岸線の美術館」に関しての展覧会。
この展覧会では壁画の制作プロセスや現地滞在中に制作した新作を写真や動画と共に展示した。
今回アーティストが壁画を制作した石巻市雄勝町は宮城県北部に位置し、青い海と緑深い森を有する海沿いの美しい町である。
東日本大震災の津波にて甚大な被害を受けた雄勝町の海岸線には、次の津波から町を守るための高さ約10m、長さ約3.5kmの防波堤が建設された。
「海岸線の美術館」は、海と山を隔てる巨大な灰色の壁に安井鷹之介が壁画を描き、作品が豊かな海や山と調和することで雄勝のみで体験できる唯一無二の風景を生み出すことを目的としたプロジェクトだ。
アーティストが制作した2点の壁画はそれぞれ高さ7.5mx幅54.6m、高さ7.5mx幅6.6mの大作となった。
Exhibitor / MAHO KUBOTA GALLERY