YASUKO TOYOSHIMA

清澄白河にある東京都現代美術館にて開催された豊嶋康子の個展「発生法ー天地左右の表裏」からの作品紹介。

豊嶋豊嶋康子は、1990年より30年以上にわたって、私たちを取り巻くさまざまな制度や価値観、約束事に対して「私」の視点から独自の仕方で対峙し続けてきた作家です。

物や道具の仕組み、学校教育、経済活動から日常の様々な行為まで、私たちに避けがたく内面化、自動化されてきた思考や行為の枠組みやルールを、自身の感じる違和感や関心を梃(てこ)として独自の仕方で読み替え、捉え返すことで、人の思考の型の形成、社会と自己の成り立ちの在り様を問うてきました。

この展覧会は、こうした豊嶋康子の制作の全貌を、初期作品から新作までおよそ500点を一堂に集め検証する初めての大規模な試みとなりました。

Exhibitor / MOT

MOT

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